去年、某出版社に勤める学生時代の旧友から、映画館で鑑賞後興奮してメールで、「mikoさん、この映画は絶対見るべきですよ、きっとmiko好みなはず」と薦められてから、ずっと見逃し続けていた映画が、アップリンクからDVD+小冊子で発売されていて、偶然青山bookセンター六本木店で見つけて即買い。
早速会社から帰宅後、わくわくしながら(決して明るい映画ではないけど)鑑賞。小冊子は、主人公ジミー・ミリキタニ(日系アメリカ人2世)に関する事実だったり、親族の声だったり、このフィルムに関わった人の声だったり。
ミリキタニさんのすざまじい生きる力に圧倒された、とか万人なみ感想になりますが、いやー、ほんと壮絶です。学生時代ちらっとアウトサイダーアートに関する研究などしてたので、そういう視点から見るのも面白かったです。
ミリキタニさんの誇り高い生き方に感銘を受けたと同時に、NYのストリートで弱ったホームレスだったミリキタニさんに目をとめて見つめ続けその素晴らしさを見出し、過去を取り戻すためにをサポートした(市民権の回復やら親族探しやら)監督の リンダ・ハッテンドーフさん自体がすごく魅力的。
でもいったい、何がきっかけで見ず知らずのホームレスと接点をもつことになったのか、そのあたりが肝だったりします。
ミリキタニの猫 (2007)